住宅建材・壁紙や家具の接着材などに含まれる化学物質が体調不良を引き起こすシッ クハウス症候群への対策を審議している厚生労働省の検討会は1月22日、室内濃度指針値を設定すべき有害物質として、接着材に含まれる アセトアルデヒドとシロアリ駆除剤フェノブカルブの2物質を追加することを決め、即日実施しました。

 濃度指針値はホルムアルデヒドの代替品として使用量が増えているアセトアルデヒドが48μg/m3(0.03 ppm)で、フェノブカルブは33μ g/m3(3.8 ppb)です。

 アセトアルデヒドはホルムアルデヒドと同様、新建材、合板、壁紙の接着剤や有機溶剤に含まれ、ホルムアルデヒドより毒性は低いもの の、人体への影響では、鼻の粘膜などを刺激することが判明しています。  今回の追加指定で指針値の設定物質は13物質となりました。

資料:1月23日付 日本工業新聞、p.15

分離分析課 加藤 美枝





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