@建材規制など建築基準法改正へ−国土交通省  国土交通省の社会資本整備審議会は、建材から発散される化学物質が原因で健康被害が起きるシックハウス症候群の対応策 を盛り込んだ答申をまとめました。症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドとクロルピリホスについて、建材などへの 使用の制限や禁止を求めたものです。

これらの化学物質については、厚生労働省が濃度に関する指針値を示しており、答申は、その指針値を下回るよう建材 の使用を規制、住宅に換気設備の設置を義務付けることを盛り込んでいます。同省は今国会に建築基準法改正案を提出する ことになります。

 A学校環境衛生基準にホルムアルデヒドなど4物質を追加−文部科学省

文部科学省はシックハウス症候群対策として、ホルムアルデヒドなど4原因物質を学校環境衛生基準に追加しました。厚 生労働省が定めた基準値を超えた場合、換気や発生原因の究明を求めるもので、今年4月1日からの適用です。

 同基準は学校の環境衛生に関して適切な数値や検査方法を指針として定めています。ホルムアルデヒド、トルエン、キシレ ン、パラジクロロベンゼンを指定し、ホルムアルデヒドとトルエンについては年1回検査を行いますが、古い校舎などで濃度 が著しく低ければ次回測定は省略できるとしています。

資料:1月31日付 日本工業新聞、 p.15、
同日付 日本経済新聞、 p.5、
同日付 化学工業日報、 p.12、
2月7日付 日本工業新聞、 p.10

分離分析課 高橋真朋子





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