今年10月 の肥料取締法の改正に伴う特殊肥料の品質表示義務化や、食品リサイクル法 の成立に伴う生ごみ処理装置の普及拡大に対応して、大手肥料メーカーの片 倉チッカリンが生ごみ堆肥を買取保証するシステムを構築しました。同社が 従来行っていたシステムは、生ごみ処理機「エコビジョンシリーズ」(環境 総研製)の設置事業所から発酵生成品をキロ当り2円で買い取り、「エコボ カシ」の商品名でボカシ肥料として販売するものでした。新たに構築された システムでは、発酵生成品を堆肥の製造業者に持ちこみ、熟成させて施肥し やすい堆肥にしたうえで農家に供給するもの。

 従来のシステムでは処理機を設置した事業所ごとに特殊肥料生産業の届出 を行っていましたが、新システムではその届出は最終的には堆肥を製造する 業者が行うことになります。表示が義務づけられた品質については、同社独 自の基準を設けていますが、これまでの「エコボカシ」より実態に則した内容 に修正されます。

 油 分: 従来3%以下、新システム 7%以下、
 全窒素: 従来2.5〜3.5%、新システム 2〜2.5%。

 資料: 8月28日付 廃棄物新聞

化学分析課 辰巳 和子


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