平成13年度に実施 された埼玉県の区域に係るダイオキシン類常時監視結果が公表されました。対象は大気、公 共用水域水質(河川水)・底質、地下水、土壌となっており、結果は以下のとおりでした。

 大気において26ヶ所での年間平均値は、0.096〜0.63 pg-TEQ/m3 の範囲で、25ヶ所で環 境基準(年間平均値: 0.6 pg-TEQ/m3 以下)を達成しました。

 河川水における53地点の年間平均値は、0.036〜27 pg-TEQ/L の範囲で、 5地点(3河川) で環境基準(年間平均値: 1 pg-TEQ/L 以下)を超過していました。

 河川底質の39地点の調査結果は、0.15〜150 pg-TEQ/g の範囲でした。

 地下水の調査結果は、0.015〜0.22 pg-TEQ/L の範囲であり、環境基準(1 pg-TEQ/L 以 下)を超過する地点はありませんでした。

土壌の一般環境調査の結果は、0.0015〜18 pg-TEQ/gの範囲であり、環境基準(1000 pg-  TEQ/g以下)を超過する地点はありませんでした。

また、土壌の発生源周辺状況調査の結果は、0.023〜4600 pg-TEQ/g で、1地点が環境 基準を超過していました。この超過地点は、過去の小型焼却炉の焼却灰の混入によるものと 判明し、土地所有者が掘削除去対策を実施しています。

これらの結果から埼玉県ではいくつかの対応策を取っているようです。

資料:5月28日付 県政ニュース(青空再生課扱およびダイオキシン対策室扱分)

クロマト研究課 田沼 祐樹


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