農林水産、国土交通、環境 の3省では平成13年度末の全国の汚水処理施設の整備状況を取りまとめました。汚水処理施設 整備状況の指標は、 下水道、農業集落排水施設等、合併浄化槽、コミュニティープラントの汚 水処理施設の整備状況を、人口で表した指標を用いて投資的に表現することについて、3省で 合意したことに基づくものであり平成8年度末の整備状況から公表しています。  整備人口は、平成12年度末から308万人増加し、9,326万人となりました。これを総人口に対 する割合でみた整備率は73.7%となり、平成12年度末の71.4%より2.3ポイント上昇したこと になります。

 しかしわが国での汚水処理施設整備状況は、大都市と中小市町村とでは大きな格差があり、 特に人口5万人未満の市町村の整備率は49.4%にとどまっています。

 処理施設別でみると、下水道によるものは8,032万人、農業集落排水は290万人、合併処理浄化 槽は965万人、コミュニティープラントは40万人でした。なお、合併浄化槽の整備率は7.6%(前 年7.2%)、コミュニティープラントの整備率は0.3%(前年同様)と上昇もしくは横ばいという 結果でした。

 また汚水処理施設の整備は、整備区域、整備方法、整備スケジュールなどを設定した「都道府 県構想」に基づき各地方公共団体が効率的・効果的に事業を実施しており、今後さらに水環境 保全へ寄与できるものとみられます。

資料: 8月21日付 EICネット(国内ニュース)農林水産省農村振興局整備部扱いHPほか

環境計量課 竹下 尚長


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