日本化学工業協会(日化協)は、改正大気汚染防止法に関連して第二次の大気汚染物質(化学 関連5物質)の自主的な排出削減対策(自主管理計画案)をまとめ、1月末に開催された化学品 審議会リスク管理部会に提出しました。それによると、97年度から3年間で排出量削減目標 を、1、2-ジクロロエタン(EDC)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ホルムアルデヒ ドで30%、ジクロロメタンを20%としました。

計画策定にあたっては、日化協をまとめ役に、次のような組織が排出量調査および排出削減 計画作成に参加・協力しました。
・クロロカ−ボン衛生協議会 ・石油化学工業協会 ・ウレタン原料協会 ・日本難燃 剤工業会 ・日本界面活性剤工業会 ・農薬工業会 ・日本製薬工業協会 ・化成品工 業協会 ・日本酸化チタン工業会 ・日本試薬連合会 ・エンプラ連絡会 ・塩化ビニ −ル工業協会 ・写真感光材料工業会 ・日本化学繊維協会 ・触媒工業協会 ・日本 香料協会 ・印刷インキ工業会 ・日本エアゾ−ル協会 ・日本ゴム工業会 ・日本接 着剤工業会 ・農薬工業会 ・日本フルオロカ−ボン協会 ・日本火薬工業会 ・合成 樹脂工業会 ・工業用熱可塑性樹脂技術連絡会 など

また、ユ−ザ−業界である自動車、自動車部品、鉄鋼、鍍金、電気、電子なども それぞれ 削減計画を提出しましたが、一部業界の排出量調査および削減計画の策定、同部会への提出 を待って、全体の自主削減計画が公表されるとのことです。


資料:化学工業日報、平成9年2月14日号

クロマト研究室 加藤


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