厚生省は12月17日、水道技術研究センターを・じて行われた「クリプトスポ リジウム等の水道水源における動態に関する研究」の最終的研究報告書をま と め公表しました。また、クリプトスポリジウムについては、未解明な問題 が多 い中、外国文献等からその存在について関連性が強いとみられている牛 、豚の 糞尿について、農林水産省が97年9月から10月にかけて各都道府県家 畜保健 衛生所を・じて行った保虫状況調査結・も報告されました。

「クリプトスポリジウム等の水道水源における動体に関する研究」では、
  1. 水道水源でのクリプトスポリジウム等病原性微生物の常時存在の可能 性
  2. 簡便・迅速・正確な測定検査方法の開発の必要性
について提起されました。 

厚生省ではこの最終報告にあたり、「検査で病原性原虫と確定されな かった としても現状では確実にいないという保障ではない」と警鐘を促すと ともに、 引き続き進める予定の「飲料水中の微生物による感染性対策に関する 研究」にこ れらの成・を生かす方針です。

また保虫状況調査では、保虫牛の中でも1ヶ月未満の幼若牛に保虫率が 高い 等の結・で、同省でも今後の調査・研究や飼育管理にこれらのデータを 生かして ゆきたいとしています。

                                                                                                                      


 資料:日本水道新聞 平成9年12月18日号
 

衛生検査課 青木   

  
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