通産省は 用水(湖・海水等)・排水(工場排水)中の内分泌かく乱化学物質(環境ホルモ ンなど)の試験法確立に乗り出します。地球上に1000万種以上存在し、超微量 でも人や生態系に影響を及ぼす有機化学物質について、標準化可能な測定法の JIS原案を策定してISOへ提案する準備作業を行うそうです。日本工業用 水協会に委託し、試験法の確定、基準を固めるものです。また、同時にJIS K 0128(用水・排水中の農薬試験方法)の改正作業も開始します。

昨年度、実施した「排ガス中のダイオキシン類測定法」に続き、水中と底 質のダイオキシン類について、計測が必要な物質が増加の傾向にあるため、多 成分分析、簡易分析法の開発を行うこととしました。従来 JISの水質試験 方法は機器分析が主体でしたが、ISO規格やOECDガイドラインの「生物 を用いた試験方法」の中から重要な規格を翻訳し、JIS化を図るそうです。                                 

                           

 資料: 環境新聞 , 平成10年6月17日号

化学分析課 内田


コンテナ・記事目次へ


Copyright (C) Naitoh Environmental Science Co., Ltd.
webmaster@knights.co.jp