土壌中のダイオキシン類の挙動
@ 移動 土壌に降下したダイオキシン類は土壌粒子に強く結合し、自然条件下での移動は極めてわずかと考えられる。
A 土壌中の分解 微生物学的分解については好気的および嫌気的条件下の実験データが報告されているが、それほど大きいものでないことが示唆されている。最近、リグニン分解酵素を分泌する白色腐朽菌によるダイオキシン類の分解の可能性についての研究が進められている。
B 土壌中の半減期 「土壌中の濃度は低減しない」との安全側に立った仮定に基づく。

暴露アセスメントのシナリオ
@ 基本的事項 暴露アセスメントのシナリオとしては、30〜70年が考えられる。
A 経路の選択と経路ごとの推定モデル
 ア. 土壌の摂取(消化管を経由する摂取)
   (摂取暴露量)=(土壌濃度)×(1日土壌摂取量)× (吸収率) × (暴露頻度)/365

   

単位

内容

摂取暴露量

摂取による1日当りの平均暴露量

pg-TEQ/day

   

土壌濃度 

土壌中のダイオキシン類の含有量

pg-TEQ/g

   

1日土壌摂取量

1日当りの土壌摂取量

mg/day

大人/子供

 
     

50/150〜100/200

 

吸収率

吸収率 

 ― 

10〜40%

 

暴露頻度

日数で表した年間の暴露頻度

day

365日

 

イ. 皮膚接触
(皮膚暴露量)=(土壌濃度)×(面積当り接触量)×(皮膚面積)× (吸収率) × (暴露頻度)/365

 

単位

内容

摂取暴露量

摂取による1日当りの平均暴露量

pg-TEQ/day

 

土壌濃度 

土壌中のダイオキシン類の含有量

pg-TEQ/g

 

面積当り接触量

1回当り、皮膚面積当りの土壌接触量

mg/cm2

大人/子供とも0.5

皮膚面積

暴露する皮膚面積

cm2

大人:5000,子供:2800 

吸収率

吸収率 

 ― 

1% 

暴露頻度

日数で表した年間の暴露頻度

day

大人/子供 63/219

ウ.(粒子暴露量)=(土壌濃度)×(粒子濃度)×(呼吸量)× (吸収率) × (暴頻度)/365

 

単位

内容

粒子暴露量

微細な土壌粒子の吸入による

   
 

1日当りの平均暴露量

pg-TEQ/day

 

土壌濃度

土壌中のダイオキシン類の含有量

pg-TEQ/g

粒子濃度

空気中の土壌粒子の年間平均濃度

μg/m3

 

20

 

呼吸量

呼吸量

m3/day

大人: 15

     

子供: 6

吸収率

吸収率 

 ― 

75%

暴露頻度

日数で表した年間の暴露頻度

day

365  「次面に続く」


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