厚生科学審議会の生活 環境水道部会では8月1日、水道水質基準の見直しを10年ぶりに行うこととし、審議を開始し ました。前回の改正から10年の間に、さまざまな問題が発生しました。特に今回問題点として 提起されたのは、@トリハロメタンの代替としての臭素酸や、ハロゲン化酢酸などの新たな消 毒副生成物、Aクリプトスポリジウムなどの塩素耐性微生物による感染症、B環境ホルモンや ダイオキシン類などの新しい化学物質による問題などが挙げられ、今後、水道水質管理のさら なる強化が求められます。

 また、見直しのきっかけとして、WHOの飲料水水質ガイドラインの全面改訂があります。改 訂案は今年11月に公表され、来年2月に改訂される予定です。

8月5日付 日本水道新聞 第1面

衛生検査課 松本かおり


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