環境省は来年度からの PRTRデータの本格活用に向けた取組みを開始します。PRTR法は特定の化学物質の環境への 排出量などの把握に関する措置を講ずるもので、事業者の自主的な管理改善を促進し、環 境保全上の支障を未然に防止することを目的としています。

 年内を目標に集計作業を進めているデータを使って対象物質の取組み優先度をランキン グし、対応が急がれる物質については現行対策の見直しも視野に入れたリスク評価とリス ク管理に着手します。

具体的には、リスク評価としてPRTRデータと有害性データを活用してPRTR対象物質の優 先度をランキングし、優先度の高いものから他媒体の環境リスク評価にかけるほか、水質 汚濁防止法などの個別規制の物質リストを見直し、発生源周辺などでの存在状況調査や媒 体ごとの環境リスク評価を行います。

またリスク管理については「環境リスク低減プラン(仮称)」を策定し、環境リスク評 価の結果を踏まえて、公共機関の連携のもとで現行対策の見直しや規制的措置の検討、事 業者の自主的取組み支援などを行っていく考えです。

  同時にPRTRデータの集計・公表、環境リスク評価、対策の実施の各段階におけるリス クコミュニケーションの促進に努め、環境リスクの低減を図っていく予定です。


資料:11月14日付 化学工業日報、12面

分離分析課 金子 圭介


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