建設省近畿地方建設局近畿事務所(枚方市)では、建設発生土の再利用システ ムの構築を進めており、プラントの公開実験を行うなど技術確立を急いでいま す。

近畿地建は平成8年10月に策定した「建設副産物対策近畿地方建設局技術5 ヶ年計画」の中の開発テーマに発生土のリサイクルプラントの開発に取り組ん できました。具体的には建設副産物対策近畿地方協議会で、工事間流用を進め るための「建設発生土組み合わせ表」を作成、有効利用の促進を図っています 。

すでに大阪の淀川工事事務所管内の高規格堤防事業では、組み合わせ表に 基づく建設発生土の盛土工事が実施されています。しかし、良質な盛土材は建 設発生土の一部に限られているため改良による粘性土など不良土の有効利用が 求められています。その事業では、必要な盛土材のほとんどを工事間流用の建 設発生土で賄っていく予定です。

7月24日に行われた「万能土質改良機による建設発生土再利用システム」の 公開実験では、新システムの実験結果が披露され、各現場での活用が今後期待 されています。

                                                                                                                                               

資料:廃棄物新聞、9月15日号

環境分析センター 石澤    

 

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