社団法人「住宅・建築 省エネルギー機構」はこのほど、室内空気汚染の低減をめざす「設計・施行ガイドライン」、「ユーザーズ・マニュアル」をまとめました。ガイドラインでは建築物の設計、施行業者向けに、建材に使われるホルムアルデヒドなど室内環境汚染防止の優先取組物質としてあげ、健康への影響、厚生省による濃度指針値、対策などを整理しました。一方マニュアルでは、住宅購入時の注意点について、注文住宅、マンションなどごとに一般消費者に分かりやすくまとめました。

 ガイドラインでは優先取組物質として、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの3物質、木材保存剤、可塑剤、防蟻剤の3薬剤を対象としました。ホルムアルデヒドの室内濃度指針値は厚生省の「30分平均値で 0.1 mg/m3 以下」を目標参考値としています。ただ、他の物質については濃度基準を示していません。                             

資料: 設備産業新聞、98年7月28日号

技術調査部 関根


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