厚生省 から畜水産食品中の平成9年度残留物質検査の結果が報告されました。 物や医薬品等がどれだけ食品中に残留しているかを把握するため、平 成9年4月〜平成10年3月までの1年間、国産・輸入畜水産食品に対し行 われました。対象物質としては、国産食品については、抗生物質、内 寄生虫用剤、合成抗菌剤および有機塩素系農薬の計21項目とし、一方 、輸入食品には国産食品の項目にホルモン剤を加えた計31項目につい て実施されました。検査食品は以下のとおりでした。

 <共通食品類> 牛肉、豚肉、鶏肉、ウナギ

 <国食品> 共通食品類の他に、マダイ、ブリ、ニジマス等1 0魚種、鶏卵、乳、蜂蜜

 <輸入品> 共通食品類のほかに、羊肉、エビ、サケ、 マス、液卵

 輸入食品は輸入時に検疫所でサンプリングされたもので 検査が行われました。その結果、輸入食品では検査項目す べてにおいて、食品衛生法に基づく規格基準に適合してい ました。しかし、国産食品では幾つかの食品から抗生物質 と合成抗菌剤が検出され、さらに豚肉の筋肉や肝臓では抗 生物質が残留基準を超えていました。厚生省は、抗生物質 等が検出された各自治体においては、保健所等を通じて生 産者の指導等を実施して対応しました。                                                                              

 資料: 厚生省生活衛生局発表ホームページ 10月14日付

衛生検査課 松本 かおり


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