今年6月17日から改正廃棄物処理法で焼却炉や埋立処分の 設置基準が強化されたのを受けて、今年度の産廃処分場と焼却施設の新 規設置数が9月末までに、それぞれ9箇所、13箇所と、過去に比べ激減し ていることが厚生省の調査で明らかになりました。

 97年度産廃処理施設の設置および産廃処理業の許可状況を取りまとめ た報告に併せて、焼却施設と処分場の最新の整備状況を示したもので、 処分場の新規設置は95年度137件、96年度193件、97年度129件、98年度129 件と推移してきたものが、99年度は9月末までに9件に、焼却施設は同じく 95年度380件、96年度411件、97年度251件、98年度126件と推移してきたも のが99年度は9月までに13件に激減しました。

 97年度の施設設置や業許可のまとめでは、98年4月1日現在で、中間処理 施設は全国で14,485箇所と対前年度で2,509箇所増加していること、同じく 最終処分場は2,925箇所と対前年で5箇所増加していること、処理業の許可 件数は通常産廃と特管物の許可を合わせると124,829件と対前年度9,468箇 所増加していることが明らかになりました。

 

資料:平成11年11月8日付 廃棄物新聞

 環境分析センター  石澤 牧子


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