鉛やテトラクロロエチ レンなど有害物質による市街地の土壌汚染は、1997年3月末までの累計 で782件と前回調査の3倍以上に増えていることが環境庁の調査でわかり ました。この中で、環境基準を超える場所は102件に達し、基準設定以後、 有効な対策もないまま広がり続ける土壌汚染の実態をあらためて示していま す。調査で検出された汚染物質は延べ数で多い順に、鉛、テトラクロロエチ レン、ヒ素でした。また環境基準項目以外では、亜鉛、ニッケル、油分等が 検出されました。業種別には金属製品製造業、クリーニング、理容、浴場業 、化学工業、電気機械器具製造業と続きます。その原因としては、「不適切 な取り扱いによる漏れ」や「施設の破損による漏れ」、「汚染原因物質を含 む排水の地下浸透」、「廃棄物の埋立処分によるもの」、「廃棄物の不法投 棄によるもの」、「残土の埋立処分によるもの」などが目立っています。

また、土壌汚染と共に地下水・伏流水の汚染も確認されており、地下水
などを通して汚染地域が拡大していることが裏付けられています。

環境庁は、汚染場所や検出濃度などは明らかにしていません。


  資料;
環境庁報道発表資料(水質保全局土壌農薬課)
            平成10年3月12日づ

     
、平成10年3月12日号
     
平成10年3月18日号

 環境分析センター 内田

          

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