建設省は、建設リサイクル 法の衆議院付帯決議で「分別解体時等の施工方法に関する基準の策定に当た っては、解体工事は建築時の工法、建材に応じた施工技術や有害物質の除去 技術が重要であることに鑑み、可能な限り具体的かつ明確な基準を策定する よう努めること」と明記されたのを受けて、判別基準を検討する運びとなり ました。

 CCAはクロム酸、銅、砒素の化合物であり、薬剤自体は水溶性ですが、圧力 釜で加圧注入し、木材に浸潤すると化学反応を起こして難溶性の化合物にな り、焼却時などでの有害物質の再溶出を管理する必要があります。判別法と しては、品番による確認のほか、ジフェニルカルバジド溶液を木材にかけ、 表面が紫色に変色するとCCA木材と特定できるとの専門家報告もあります。 特定されたCCA木材の処理やリサイクル基準の設定も大きな課題になって来 ます。  

 資料: 5月29日付 廃棄物新聞

   環境分析センター 石澤 牧子   


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