神奈川県は、廃棄物 焼却施設の解体工事に伴うダイオキシン類の汚染防止対策要綱を作成しました。この要綱は今 年4月に労働安全衛生規則改正での廃棄物焼却施設における作業従事者のダイオキシン類暴露 防止措置に対応した措置となり、県民の意見を聞いた上で10月には成案をまとめ、年度内に制 定される見込みです。

焼却炉の解体工事では、ダイオキシン類の飛散・流出の危険性があることから、周辺環境へ の影響を未然に防止するのを目的としています。しかし、廃棄物処理法、ダイオキシン類対策 特別措置法、および神奈川県生活環境の保全に関する条例における廃棄物焼却施設の設置・構造 ・維持管理基準にも解体工事についての規定がないため、新たに県独自の要綱を作成したものとなります。

対象となる廃棄物焼却炉は、@ 火格子面積または火床面積が0.5 m2以上のもの、A 焼却能 力が1時間当り50 kg以上のもの、B 一時燃焼室の容積が0.8 m3以上のもの...となります。

周辺環境汚染防止対策としては、解体工事によって発生する廃棄物の飛散や流出を防止す るとともに、適正処理を実施すること、となっています。

資料:8月17日付 化学工業日報

クロマト研究課 田沼 祐樹


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