厚生労働省は、今日、 新築の建物で発生、問題となっているシックハウス症候群に対し、以下の義務付けの方針を決 めました。

・ 建物(学校、ホテル、百貨店)の新築時、大規模な改修時にはホルムアルデヒドの測定を行う こと。

ホルムアルデヒドはシックハウス原因物質の一つとされており、吸い込むことにより頭痛、 めまい、のどの痛み等を引き起こす恐れがあります。また、上記に違反した際には都道府県等 が改善命令を出し、従わなければその建物の使用を中止させる罰則も適用となります。これ は新築された学校で生徒が健康障害を引き起こすケースが相次いでいることから、測定の義 務化適用となりました。

 一方、24時間風呂で年配の方が亡くなった事件により、改めて問題視されているレジオネ ラ菌についても衛生管理基準が新設されます。対象となるのは飲料水、手洗い、シャワーの給湯設 備となっています。この菌はビルの配管内で繁殖し、感染すると肺炎を引き起こします。99年に 旧厚生省がまとめたレジオネラ症防止指針を踏まえ、必要とする清掃回数、消毒方法および回数 等の基準を設けます。

資料:6月25日付 日本経済新聞、 p. 38

環境企画課 中村 雅美


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