環境庁と建設省は、8月17日、小・中学生らが水中生物の生息状況から川の水の汚れ具合を判断する「水生生物調査」の指標(判定基準)を14年ぶりに見直すことを決めました。

 水生生物調査は、1984年度から始まり、当初4,000人だった環境庁の基準による調査人口は現在52,000人に拡大し、小・中学生の自由研究や非政府組織NGOの活動などに利用されています。このような中、両省庁は下水道の普及などにより川の水質や流量が変化したことや、水辺の自然に配慮した護岸の整備などが進んできたため、時代に合わせて、指標となる生物の種類を見直したり、両省庁で異っている判定基準を一本化し、使い易くすることを目的に見直しが図られます。近く学識経験者による検討会を設け、来春をめどに新基準を決めるとのことです。   

資料:日本工業新聞 平成10年8月18日号、 化学工業日報 平成10年8月21日号

衛生検査課 青木


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