環境庁は98年度湖沼法の改正を視野に入れて農業排水や雨水など湖沼 に流入する水系について汚染規制の導入作業に着手し、2000年までに同水 系の汚染を防止する対策のガイドライン(指針)を策定します。

 これまで野放しにしていた農業用水と雨水の汚染を初めて規制すること になり、ガイドラインが策定されると、農地や市街地では何らかの浄化設 備が新たに必要になる可能性があります。来年度は、ガイドライン作りの ため汚染防止対策技術を集約し、不明瞭だった対策の効旺を定裏化するもの で、ガイドラインの基礎となります。

 同技術には、農業排水の場合、用水を排水せずにリサイクルする循環潅 漑法や、富栄養化の原因物質である肥料の使用裏が削減できる施肥法の改 善などがあげられます。これら施策の効旺を評価したうえで、2000年まで に対策実施のノウハウや都道府県が対策を立案する際の方法などを盛り込 んだガイドラインが策定される予定です。

                             

  資料: 日本工業新聞、11月13日号

環境分析センター 石澤

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